入れ歯の歴史がかなり古いと知り驚いた

僕は現在、親元を離れて東京で一人暮らしをしています。実家は関西地方の兵庫県で、僕の親族はだいたい同じ地域に集まって暮らしています。子供のころは「親戚が全国に散らばっていれば、色んなところに遊びに行きやすかったのに!」と考えていましたが、成人した今となっては、「同じ地域に親族がいると、いちいち遠くに行かなくて済むから楽だ」などと真逆な意見となりました。



さて、このように僕の親戚がだいたい兵庫の、しかも神戸周辺に集中しているのですが、その取りまとめ的な役割をしているのが、今年で80歳になる祖父になります。この祖父はとても元気な人で、身体も歯がすべて入れ歯になっている以外は病気一つありません。
祖父はとても物知りで話し方も面白かったため、僕は子供のころから、この人に大変懐いていたそうです。何でも、事ある毎に「おじいちゃん、面白いお話聞かせて」と言って祖父にまとわりついていたと聞いています。

FUMI's Dental Office−歯周組織の解剖(歯根膜・歯槽骨・セメント質)

この「子供のころに聞いた話」の中で、不思議と印象に残っている話があるのですが、それは今となっては祖父本人もお世話になっている「入れ歯」の歴史に関するものです。覚えている内容は、意外にも入れ歯の歴史はかなり古く、日本では何と平安時代から存在していたのだとか。もっとも、当時の素材は木製であまり良質な入れ歯とは言えなかったようですが、大河ドラマなどでも見かける平安貴族が、実は木の入れ歯を使って生活している様子を想像すると何だかおかしくて、子供心にも僕の印象に残ったのでしょう。

岡山大学病院 おかやまだいがくびょういん OKAYAMA UNIVERSITY HOSPITAL

「人に歴史あり」とよく言いますが、実際には「物にも歴史あり」なんだなと感じる僕なのでした。